UnchainedStack Foundation について

技術的自由を獲得するための中立的・非営利国際団体

近年、VMwareのサブスクリプション強制移行やOracle Javaのライセンス再編、主要ベンダーによる商用戦略の転換が相次いでいます。これにより、ITインフラの構成における「選択の自由」や「将来的な柔軟性」が、企業の知らぬ間に損なわれつつあります。

多くの企業が、従来の調達・設計手法では持続可能なシステム基盤を構築できない現実に直面しつつある今、特定
ベンダーに依存しない構成思想――すなわちUnchained Stackの視点が求められています。

UnchainedStack Foundationは、このような課題に対処すべく設立された、中立性・非営利性を基盤とする国際
フォーラムです。OSS/商用を問わず、構成の再現性・技術の持続性を重視する企業・実務者が、共通の課題認識と
知見を共有し、次の選択肢をともに築くためのプラットフォームです。

私たちの姿勢

UnchainedStackは、単なるOSS推進団体ではありません。

本団体の目的は、以下のような構成思想・運用知見を横断的かつ実証的に共有し、持続可能なIT選定の基盤を構築することにあります。

  • OSSに限らず、商用製品を含めた技術選定全体を俯瞰的に評価します。
  • 特定ベンダーへの依存(ロックイン)を回避するための構成戦略を公開・共有します。
  • 技術者・アーキテクト・調達担当者が、所属や役職を問わず自由に議論できるオープンな場を提供します。
  • 成功・失敗を含む構成事例や知見を形式知化し、再利用可能なナレッジとして蓄積します。

主な活動内容

OSS/商用製品を問わないベンダーニュートラルな構成テンプレートの公開・共有

実運用に基づく標準化可能な構成パターンを体系化し、あらゆる企業・組織が再利用可能な形で提供します。

フォーラム型ナレッジプラットフォームによる実践知の継続的集積

実際の構築・運用経験をもとに、技術者間での自由な議論とナレッジの蓄積を推進します。

仮想化・Linux・Javaなど構成単位ごとの事例共有

OSやミドルウェア選定を含む実構成レベルでの事例(ディストリビューション選定等)を明確にし、具体的な意思決定支援を行います。
4. 信頼性ある知見の発信と検証可能な議論空間を提供します。

信頼性ある知見の発信と検証可能な議論空間の提供

企業・個人を問わず参加可能な公開空間を通じ、立場に依存しない知見共有と技術的検証を促進します。

中立・非営利の立場に基づく啓発資料・ホワイトペーパーの整備

バイアスのない視点から構成選定や移行戦略に関するホワイトペーパーを整備し、政策的・実務的判断材料を提供します。

運営組織概要

団体名

一般社団法人 UnchainedStack Foundation

設立

2025年7月

活動形態

非営利・中立的技術コミュニティ

活動目的

商用ソフトウェアからOSSへの円滑な移行を促進するための知識共有と国際技術連携

経営陣

設立発起人

LOGIQ 株式会社

代表理事

切畠智人(LOGIQ株式会社 代表取締役CEO)

団体本部

沖縄県那覇市おもろまち1-1-25(LOGIQ本社内)

地域事務局

JAPAN 連絡事務所

愛知県名古屋市中村区名駅4丁目24番5号第2森ビル401

APAC 連絡事務所

Workshop 16E, The Bedford, 91-93 Bedford Road, Tai Kok Tsui, Kowloon, Hong Kong

EMEA 連絡事務所

Unit G26, second floor – plot 53 – Capital Mall, First District, Fifth Settlement, New Cairo, Egypt

主な活動内容

OSS移行ノウハウの形式知化とフォーラム運営
多言語技術ライブラリの構築
ベンダロックイン度合いの指標 = Chain Depth™(鎖深度)
認定資格制度(Unchained Stack Certified Program)

公式フォーラム

https://forum.unchainedstack.org

団体サイト

https://unchainedstack.org